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2008.08.18 (Mon)

アズールとアスマール (2006年 / フランス)

まず印象的なのは、その色彩!
鮮やかで美しい色使いが目に飛び込んできます。

観る側にも異文化を体験して欲しい、と
劇中のアラビア語をあえて訳していないところもこだわりが感じられます。
最初は 「 何て言ってるんだろ? 」 とモヤモヤしましたが、
これがきっと監督の狙い通りなのでしょうね(笑)

アズールとアスマール
アズールとアスマール
おすすめ度★★★★★

【 ストーリー 】
ヨーロッパの領主の子アズールとアラビア人の乳母ジェナヌの子アスマールは
幼い頃から二人一緒にジェナヌに育てられる。

ある日、領主に追い出されてしまったジェナヌとアスマールがイスラムの故郷へ帰ってしまうと
いつしか成長したアズールはそれを追い、
幼い頃にジェナヌから聞いたジンの妖精の子守唄を頼りに旅に出る。

遠く海を渡り、やっとたどり着いた憧れの地。
しかしそこは ”青い目は呪われている” とされる異文化の国だった…。


【 見どころ&感想 】
アズールの冒険を通して、異なる文化の人間同士の対立と融和を
丁寧に描いているところが素晴らしい。
同じ人間なのに先入観ひとつで随分わけられちゃうんだな、と
考えされらせることが多かったです。

初回は字幕で見たのですが、特典映像の日本語吹替版制作の舞台裏を見て
その力の入れ様がすごかったので、2回目は日本語版で観てみましたが
キャラクターの元の声に近くてすごくいい感じでした!

とにかく元作品のイメージそのままにしたいと
子役さんも含め、元作品の役者さんに近い声を探してキャスティングされたようで。
特にシャムスサバ姫役の岩崎響ちゃんがイメージピッタリ!
来日したオスロ監督も日本語版のシャムスサバ姫を絶賛してました。

難しいテーマを、美しい映像と冒険ファンタジーで描いたことで
お子さんにも観やすく、わかりやすくなっていると思います。

お話も面白いし、ちょっぴり意外なラストもステキ。

公式サイトの作りもこってます!


【 スタッフ&キャスト 】
監督&脚本 : ミッシェル・オスロ
音楽 : ガブリエル・ヤレド


▼映画の世界をそのまま絵本化。
アズールとアスマール (三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー)
アズールとアスマール (三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー)


▼ミッシェル・オスロ監督作品
プリンス&プリンセス
影絵アニメーション。王子様とお姫様をテーマにした6話短編集です。

テーマ : アニメ - ジャンル : 映画

タグ : アートアニメーション 王子様

EDIT  |  10:07  |  アートアニメーション  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2008.04.07 (Mon)

チャーリーとローラ (2007年 / イギリス)

なんてかわいい世界観なの〜!
ジャケットからしてラブリーなのですが、中身もサイコーにかわいいです!

イギリスの絵本作家、ローレン・チャイルドの原作をアニメ化した人気シリーズのDVD。
10分前後の短編が、各巻に6〜7話収録されています。全4巻。

チャーリーとローラ 1
チャーリーとローラ 1
おすすめ度★★★★★

子供向け番組だし、そんなに難しい英語はないだろうから
ヒアリングの勉強になるかも〜、なんて軽い気持ちで見てみたら。
すっかりはまりました!

写真とイラストのコラージュで2Dのアニメーションを表現するという、新感覚の面白さ。
画面もキャラクターもファッションも、その世界観の全てがオシャレでかわいい!!!
子どもだけじゃなくって、大人にも見てほしいアニメーションです。

4歳の妹ローラと7歳の兄チャーリーの仲良しきょうだい。
二人のかわいらしさに、見ているこちらもほのぼの。
お話もユーモアたっぷりでステキです〜。

声優さんも(多分)同じくらいの歳の子どもが担当しているのかな?
明るく元気なローラの声と、ハスキーボイスで優しさあふれるチャーリーの声が
キャラクターにピッタリはまってます!

原作 : ローレン・チャイルド


▼英語の絵本(ペーパーバック)はたくさん出ています。シリーズで揃えたくなっちゃう!
I Want to Be Much More Bigger Like You (Charlie and Lola) 


▼日本語訳された絵本も3冊出ています。
ぜったいがっこうにはいかないからね―チャーリーとローラのおはなし (チャーリーとローラのおはなし)

テーマ : アニメ - ジャンル : 映画

EDIT  |  15:05  |  アートアニメーション  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2008.02.05 (Tue)

ミトン (1967年 / ソ連)

1969年にヒットした 『 チェブラーシカ 』 のスタッフが
それより以前、1967年に制作したパペット・アニメーション。
表題作の他に、1972年 『 ママ 』 と1970年 『 レター 』 の
合計3本を収録した短編集です。

ミトン
ミトン
おすすめ度★★★★☆

【 ストーリー / ミトン 】
子犬を飼いたい少女アーニャ。けれどもママは猛反対。
仕方なく真っ赤なミトンの手袋を犬に見立てて戯れていると
手袋が子犬になっちゃった!?


【 見どころ&感想 】
これが40年前に作られた作品なの?と驚くほどの出来にびっくり。
ちょっぴり寂しげなパペットの表情と色使いは、ソ連特有の表現力なのかな。
そこがまたノスタルジックで胸がキュンキュンしちゃいます。

セリフを全く使用せず、音楽とパペットの微妙な表情の変化と動きだけで
物語は進むのですが、ちゃんと話の内容が分かるところがスゴイです。
毛糸やフェルトのレトロな質感も、ほのぼの感たっぷりでかわいい♪

個人的にはほのぼのムードの 『 ミトン 』 が一番好きです。
『 ママ 』 と 『 レター 』 はパペットの作りがよりシュールで、
作品全体からどこか哀愁漂う切なげな雰囲気が。
好みにもよると思いますが、小さなお子さんはちょっとコワイと感じちゃうかも?


【 スタッフ&キャスト 】
監督 : ロマン・カチャーノフ
原作 : セルゲイ・ミハルコフ
脚本 : ジャンナ・ヴィッテンゾン


▼レアグッズをセットにした完全数量限定BOX。
ミトン なかよしBOX
ミトン なかよしBOX

テーマ : アニメ - ジャンル : 映画

EDIT  |  14:29  |  アートアニメーション  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2008.01.22 (Tue)

プリンス&プリンセス (1999年 / フランス)

アズールとアスマール 』 や 『 キリクと魔女 』 で有名な
ミッシェル・オスロ監督の影絵アニメーション。
人物や建物の黒い影絵部分に対して、バックは目の覚めるような鮮やかさ。
強いコントラストが、より幻想的で美しい!

好奇心旺盛な少年と少女が、魔法使いさながらの映写技師の協力を得て、
プリンスとプリンセスの登場する6つのおとぎの国のお話を創造。
その世界で人物になりきって遊ぶという一風変わった設定で、
短編6話で構成されたオムニバス形式です。

自分たちのイメージする物語の衣装はこうだ、時代背景はこうだと案を出しては
物語の世界に入り込んで無邪気に遊ぶ少年と少女。
夢があってステキですね。

プリンス&プリンセス
プリンス&プリンセス
おすすめ度★★★★★

【 ストーリー 】
◆プリンセスとダイアモンド
呪いで囚われの身となったプリンセスを救い出すため、
制限時間内に草原の中から111個のダイアを探し出さそうとするプリンスですが・・・。

◆少年といちじく
ファラオの時代。
季節外れに実ったいちじくをプリンセスに献上するため、毎日やってくる青年。
喜ぶプリンセスはその都度褒美を与えるが・・・。

◆魔女
中世。何人もの勇敢な者たちが
あの手この手で忌まわしき魔女を退治しようとするものの失敗。
そんな時、ひとりの青年が武器を持たずに魔女の城へと向かい・・・。

◆泥棒と老婆
北斎の時代の日本。
老婆の肩掛けを盗もうとする泥棒は
簡単に老婆を騙し、してやったりと思っていたが逆にとんでもないことに!

◆冷酷なプリンセス
未来。一見冷酷なプリンセスだが、本当は孤独な心を隠せない。
ある日一人の青年が、キレイな泣き声のウタドリをプリンセスに差し出し、
褒美の代わりに自分とあるかけをしようと提案するが・・・。

◆プリンス&プリンセス
ロマンティックな庭園で永遠の愛を誓ったプリンスとプリンセス。
ところが、そんな二人にある試練が降り注ぐ。


【 見どころ&感想 】
プリンスやプリンセスというと ”おとぎの国の美しいお話” というイメージですが、
この6作品はところどころ、ブラックユーモアが溢れています。

キャラクターが動くアニメーションと違って、
表情の変化が見えにくい影絵アニメーションだからこそ、よりシュール。
キラキラ鮮やかな背景と、真っ黒のコントラストが絶妙で
キレイでちょっぴり毒のある、不思議な物語に仕上がっています。

特に表題の 『 プリンス&プリンセス 』 が好きです。
タイトルから、さぞや優しい王子様と奥ゆかしい王女様のお話かと思っていたら。
なんだか現代的というか、随分サバサバしたプリンセスだなぁ、と(笑)

本当の物語ではなくて、少年と少女が想像した世界だからこその物語なのかな。
まさかのオチも面白い!
日本を舞台にした物語があるのも嬉しいです♪

公式サイト


【 スタッフ&キャスト 】
監督&脚本 : ミッシェル・オスロ
音楽 : クリスチャン・メイル


▼ミッシェル・オスロ監督作品
アズールとアスマール
2006年フランス公開の最新作。冒険・葛藤を通じて少年の成長を描いたファンタジー。
キリクと魔女
原作・脚本・監督の3役を手がけた初の長編。
アフリカを舞台に、小さなキリクが魔女に立ち向かう冒険物語。


▼関連作品
アクメッド王子の冒険
影絵アニメーション作家、ロッテ・ライニガーの代表作。
世界初の長編アニメーション作品です。1926年。

テーマ : 心に残る映画 - ジャンル : 映画

タグ : 影絵アニメーション

EDIT  |  17:11  |  アートアニメーション  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2007.12.22 (Sat)

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス (1993年 / アメリカ)

ブラックユーモアたっぷりの、ストップモーション・アニメーション。
ティム・バートンのセンスがキラリと光る、とってもステキな作品です。

かわいい(けどちょっとキモチワルイ 笑)キャラクターの生き生きとした動きと
テンポのよいミュージカル仕立てな物語がとにかく楽しい!

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
おすすめ度★★★★★

【 ストーリー 】
ハロウィン・タウンの ”カボチャ大王” ことハロウィンの名演出家ジャックは
毎年同じようなハロウィンのお祭りに少しうんざり気味。
そんな時、ふと迷い込んだ森の中で扉付きの木を見つけ
不思議に思い中に入ってみてびっくり。

そこには真っ白な雪とキラキラなツリー、
カラフルにデコレーションされた街並み、人々の幸せそうな笑顔。
看板には ”クリスマス・タウン” の文字が。

今まで見たことのない光景にすっかり魅せられたジャックは
急いでハロウィン・タウンに戻り、クリスマスの素晴らしさを住人たちに力説。
サンタに代わって最高のクリスマスを演出しようと研究に励み、
悪戯っ子3人組にサンタを連れて来させ、休暇を取るように告げるのでした。

しかしジャックに想いを寄せるつぎはぎ人形サリーは、なんだか嫌な予感にどきどき。

そしてクリスマス・イヴ当日。
ジャックはサンタの格好でソリに乗り、
人間界の子供たちにプレゼントを配ってまわるのですが・・・。


【 見どころ&感想 】
単純なストーリーなようで、深いです。

ジャックをはじめハロウィン・タウンの住人たちは
人間界のみんなに楽しんでもらいたい一心でクリスマスを演出します。
が、人間界の人々とは感覚が違う。
なんだか切ないですよね。

自分ではいいと思ったことでも人にはかえって迷惑になっちゃう、
なんてことは日常生活でもありますよね。
なんだか考えちゃいました。

余談ですが、クリスマスシーズンになると
この作品に登場するキャラ達をあちこちで見かけます。
映画を観たことがない方でも
キャラクターグッズは見たことあるという方、結構多いのでは?


【 スタッフ&キャスト 】
原案&キャラクター設定 : ティム・バートン
監督 : ヘンリー・セリック
脚本 : キャロライン・トンプソン
音楽 : ダニー・エルフマン
製作 : ティム・バートン&デニーズ・ディ・ノービ

※2008/10/22にコレクターズ・エディションが発売予定です。

テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

タグ : ティム・バートン ストップモーション・アニメーション アートアニメーション

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