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2007.12.12 (Wed)

アクメッド王子の冒険 (1926年 / ドイツ・イギリス)

世界初の長編アニメーションであり、影絵アニメーション作家
ロッテ・ライニガーの傑作といわれる 『 アクメッド王子の冒険 』 。
音声はなく伴奏のみで、時折現れる字幕と共に物語は進みます。

人物や建物など影絵部分は黒く、背景には黄色や青の単色カラー。
シンプルだけれど、不思議な世界観が広がります。
DVD化されるにあたり、映像の修正とオーケストラの収録もしたそうな。
そりゃそうか。80年以上前の作品ですものね。

影絵ならではのざっくりした動きに、幻想的な音楽。
手作り感たっぷりな雰囲気も味があり、まるで動く絵本を眺めているような美しさ!
メイキング映像も見ましたが、主要キャラクターはより細かい動作が出来るよう
かなり多くの関節が動かせるようになっていました。スゴイ〜。

ロッテ・ライニガー『アクメッド王子の冒険』特別版
ロッテ・ライニガー『アクメッド王子の冒険』特別版
おすすめ度★★★★★

【 ストーリー 】
王の誕生パーティーの席で ”空飛ぶ馬” に乗り、空を飛んでみせた魔法使いは
馬を欲しがる王に、代わりに王女を自分に差し出すよう条件を提示。
王女の兄アクメッド王子は抗議するものの、魔法使いに言葉巧みに空飛ぶ馬に乗せられ
みるみる空へ上昇。陸地に戻れなくなってしまいます。

怒った王に拘束された魔法使いは、魔力であっさり逃走に成功。
コウモリに姿を変えて、アクメッド王子を追いかけます。

その頃アクメッド王子はワクワク島に降り立ち、
泉で水浴びするパリバヌーに出会い一目惚れ。
一緒に国へ来てほしいと求愛します。
最初は乗り気でなかったパリバヌーも根負け(笑?)し、
空飛ぶ馬に乗り、二人で王子の故郷を目指すのですが・・・。


【 見どころ&感想 】
次から次へと舞台は移り、やっと出会えたかと思えば
また引き裂かれるアクメッド王子とパリバヌー。
魔法使いの宿敵である善い魔女や、
魔法のランプの持ち主であるアラジンも登場して物語を盛り上げます。

特にアラジンは千一夜物語の設定そのまま。
ランプの魔法で宮殿と妻を手に入れるのだけれど
魔法使いに見つかって、妻も宮殿も奪われてしまったとのこと。

アクメッド王子とアラジンを結びつける共通点をうまく盛り込んだところも面白い!


【 スタッフ&キャスト 】
監督 : ロッテ・ライニガー
音楽 : ウォルフガング・ツェラー


▼短編集とセットになった3枚組もあります。
ロッテ・ライニガー作品集 DVDコレクション【3枚組】
ロッテ・ライニガー作品集 DVDコレクション【3枚組】
『アクメッド王子の冒険』の他、
『世界のお伽話集』と『歌劇とその他のお話集』の短編集を収録した豪華3枚組。


▼関連作品
プリンス&プリンセス
ミッシェル・オスロ監督の影絵アニメーション。6話短編集。
それぞれのお話にプリンスとプリンセスが登場します。

テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

タグ : ロッテ・ライニガー 影絵 アートアニメーション

EDIT  |  23:12  |  アートアニメーション  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

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